廃坑 硯石をとりつくした坑
馬肝色

硯石の色調をあらわした言葉
黄赤を帯びた紫色

馬尾 硯面にやや青みを帯びて細い髪のようにうつる模様
白端 白色を帯びた端渓石
発墨 墨をおこすこと

端のもりあがった部分

眉子
びし

眉のような形をした石紋
くもの巣のようなものもあります

氷紋

ひょうもん

氷のひび割れのように見える模様で、純白の色合いが非常に美しいです。褐色を帯びたものは硬い傾向があります
翡翠紋 紫赤色の表面に深緑や浅緑の斑点があるもの
鋒鋩 平たく言えば墨を削る硯の刃です。
硯面には目には見えない大きさで、多数の凹凸があります。
これは粘土鉱物など柔らかいものが砥石で削られてできたもので、谷の周りは削られずに残った石英などの鉱物があります。それが鋒鋩です。
鋒鋩は人工で加工することによって初めて作られます。
端渓の石には、鋒鋩になる石英が理想的な状態で含まれているとしても、採石したままではただの石にすぎません。
墨堂

墨を磨る部分

補硯 破損のある硯を補修すること
磨墨 墨をすること
無眼 眼のない端渓石のこと
海と陸の境界部分
目立て 鋒鋩をたてること
木声

硯の発する音
木をたたいたような音